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働く人の心の健康

以前働いていた職場で、精神科医の先生をお呼びして「仕事とメンタルヘルス」についての勉強会を行ったことがありました。当時、お客さん相手の業務をしていた私たちの仕事は無定量・無際限で、ここまでやれば終わり、ということがありませんでした。自分たちの心の健康を守らなくては仕事も何も無い…という思いから勉強会を企画したのでした。

今にして思えば当時は、仕事内容にお客さんに優しく接する面と職務を冷静に検討する面の二面性があり、その二つの面には大きな差がありました。また、理想と現実の差を感じることがあり、不全感を抱きやすかったと思います。不全感の積み重ねから燃え尽きる可能性も大きかったかもしれません。

そんな職場で救いだったのは、腹を割って話せる同僚がいたこと、つまりSOSを出せたこと。そして、世代を超えた支え合いがあったことでした。また、仕事上や私生活で起こった出来事や心の中の思いを言葉に出し、話し合って共有することで消耗を防いでいました(これはストレス・デブリーフィングと言うらしいのですが…この用語をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて頂けますか?)。

また、一人で出来る業務も独りで抱え込まず、担当を複数にしたり、業務を分担したりといった工夫もあったと思います。時間に追われることもありましたが、休憩時間を適当に取れていたことも大切なことでした。

ストレスで心を病むのは個人の資質も関係があるのかもしれませんが、職場の人間関係のあり方など周囲の環境も重要だと思います。人間関係が良い職場の人は、心を病む可能性も減ることでしょう。(心を病んだ方がいる職場は人間関係が悪い、と言っている訳ではないので誤解がありませんように。)

しかし、当時のそんな良い環境の職場でもストレスは少なからずあり…あることを契機に、精神科医を呼んで学習会を開くことになった訳なのですが…。心の健康について考え、学んで行こうという気風があったことは救いでした。記事が長くなってしまったので、学習会の内容はまた機会があれば書かせていただきます。

日本で、働く人の心の健康が言われ出してから数十年経ちますが、現場レベルではストレスを感じ、心を病む人も決して少なくないようです。メンタルヘルスを推進するシステム作りと、今自分に何が出来るのかを問う意識の必要性を感じざるを得ません。

全ての働く人を大切に。全国の悩める方たちが、解決に向かわれますように。健康な方も、より良い職場環境を作り、仕事と人生を楽しむことが出来ますように。

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