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第三十二番 清水寺 -回帰-

外房線の長者町の駅を降りると彼方此方から鳥の囀りが聞こえてくる。呼んでは応える鶯の鳴き声に心軽くなる。音羽山清水寺へ向かう道すがらの小学校で入学式が行われており、母親の手を引っ張って笑顔で歩く新一年生の姿に心和む。自分の小学生の頃はどうだったろう、と考えつつ歩いていく。田園の脇を歩くと蛙の合唱が麗かな季節の訪れを告げている。たまには自分の子供時代を振り返り、過去に帰ることも必要かもしれない。

清水寺の参道を行くと仁王門、その奥に朱塗りの四天門が建つ。四天門は唐破風を付けた入母屋。花頭窓を抱く様には優美を感じる。落ち着きある観音堂は八間四面。風格ある趣に巡礼者は畏敬の念を抱くことだろう。

先人が積み重ねてきた巡礼の歴史に比べれば、自分の人生の足跡など本当に一瞬である。しかし、僅かな一瞬でも小さな一歩でも、心を込めて歩み進んでいきたい。

32kiyomizu1四天門

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