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「魯山人の宇宙」

横浜そごうで「魯山人の宇宙」展をやっていたので見に行った。特別な思い入れがある訳ではないが、北大路魯山人という人とその作品にちょっと魅かれるものがあった為。美食家で、自ら多くの芸術的な食器を作った陶芸家…という位のイメージしか持っていなかったのだが、陶芸を始めたのは40代になってからで、若い頃は書家を目指し、石などに字を刻んで印章を作る篆刻をやっていたとのこと。

しかし、遅いスタートであるにも拘らず、彼の美意識が具現した陶芸の作品群はかなり見応えあり。瀬戸、織部、志野などの特性を散りばめながらも独自の世界を表現しており、見飽きることがない。この食器にどんな料理を盛り付けたら美味しそうだろうか、と想像するのも楽しい。

織部花器、九谷風鉢、染付魚形向付等々…いずれも魅力的。いろいろある作品の中でどれが一番印象に残ったか考えたのだが、一つに絞ることは出来なかった。人と食事に行って「今日何食べる?」と聞いた時に、「んー、決められない。何でもいい~。」という答えが返ってきて困ってしまうことがあるが、やはり魅力的なものの中から一つを選ぶというのは至難なのである。たとえが稚拙か。

思うに、彼の作品の集合体が一つの作品であり、その空間が宇宙なのかもしれない。そして一つひとつの作品の中にも彼の宇宙があるに違いない。人間が表現するもの、その中には常にその人の宇宙があるのだろうか。

…あなたは何を表現している?…あなたの宇宙はどんな宇宙?

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